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中国南部の固有樹種Firmiana kwangsiensisの主な送粉者はタイヨウチョウ [原著]

Huang et al. (2018) Sunbirds serve as major pollinators for various populations of Firmiana kwangsiensis, a tree endemic to South China. Journal of Systematics and Evolution 56:243–249.

アオイ科(昔のアオギリ科)の花はいかにも鳥媒花という形のものがあるけど、その中でも中国南部の石灰岩地の固有種Firmiana kwangsiensisを対象とした研究。保全のために移植した場所1カ所と自然個体群3か所を調査対象として、訪花者を比較している。具体的には、自家和合性や自動自家受粉ができるのか、花粉制限があるのか、原産地と移植地で送粉者は異なるのか、について検討している。

調査地は中国南部の広西チワン族自治区。花形質については、自然個体群から計90花を2時間おきに観察している。花蜜は袋がけした花から2時間おきに採集して、簡易糖度計で糖度を測定している。訪花者の観察は個体群あたり、30分の観察を最低10回、計55時間行っている。樹高30mくらいになるはずだけど、どうやって観察したんかいな?双眼鏡で直接観察だろうか?夜間も一応、確認しており、20-22時で数時間見て、何も来なかったとしている。自家和合性や自動自家受粉の検討には袋がけ、自家花粉、他家花粉の3処理を比較している。さらに送粉者の排除実験として、完全排除、鳥類排除、コントロールで結果率と結実率を比較している。

個花の開花期間は3日間で、糖度は9%くらい。訪花者は野生個体群では、キバラタイヨウチョウ、移植個体群では、エンビタイヨウチョウ。野生個体群では、ミツバチ(Apis mellifera)、アシナガバチ(Polistes okinawensis)、チョウ(Papilio protenor、Hebomoia glaucippe、Troides aeacus)なども来ているが、いずれの調査地でもタイヨウチョウの訪問頻度が最も高い。コントロールや他家受粉は、自家受粉、すべて排除、鳥類排除などよりも結果率や結実率が高いだけではなく、花粉制限もなさそうで、基本的には鳥類による他個体からの花粉媒介が必要な繁殖システム。

カオヤイでは見たことないけど、タイ北部にも同じ属は分布していて、鳥媒花っぽい雰囲気だった。
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