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花蜜特性とCamellia petelotiiの送粉者としてのタイヨウチョウの役割 [原著]

Sun et al. (2017) Nectar properties and the role of sunbirds as pollinators of the golden-flowered tea (Camellia petelotii). American Journal of Botany 104:468 – 476.

冬季に開花するツバキ類を対象とした花蜜分析と野外でCamellia petelotiiの有効な送粉者を検討している。アジアでは、タイヨウチョウのようなスペシャリスト、メジロやヒヨドリなどのジェネラリストの2グループの鳥類が花粉媒介に貢献している。本研究では、Camellia petelotiiを対象としてさまざまな時間帯と起床条件下での訪花者を確認している。次にケージを用いた排除実験から、鳥類と昆虫の効果を検討している。さらにツバキ類8種と22品種を対象として、HPCLで花蜜の成分分析を行い、フルクトース、グルコース、スクロースの割合を調べている。

訪花者はアカハラコノハドリ、キゴシタイヨウチョウ、ミツバチ、ハナアブなどで、30分あたりの花あたり訪問頻度はミツバチが最も高く、次にタイヨウチョウ、ハナアブ、コノハドリの順番。ミツバチの訪花は時間帯や天気によって異なるが、鳥類は時間や天気に関わらずほぼ一定。鳥類の排除実験により、ミツバチだけだとfruit setもseed setも大幅に低下し、鳥類が有効な送粉者として機能している。針金で作った排除実験用のケージはこの研究用に作ったのか、それとも何かを流用したのだろうか?やはりキゴシタイヨウチョウが花に来ている写真とかよいですな。

Camellia petelotiiの花蜜の糖度は平均18.6%で、フルクトース8%、グルコース5%、スクロース87%で、スクロースがほとんど。他のツバキ類の花蜜の糖度は16-51%で、スクロースがほとんど。ツバキの仲間がほとんど同じような花蜜特性で、冬から春にかけて咲いていることからも鳥類が花粉媒介に貢献している可能性は高そう。
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