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サラワク州Tanjung Datu国立公園における地上性哺乳類のカメラトラップ [原著]

Mohd-Azlan et al. (2018) Camera trapping of terrestrial animals in Tanjung Datu National Park, Sarawak, Borneo. Raffles Bulletin of Zoology 66: 587–594.

マレーシア、特にサラワク州を中心として自動撮影カメラを用いた調査をおこなっているMohd-Azlanさんらのグループによる研究。サラワク州の最西端にあるTanjung Datu国立公園という小面積保護区(1,379ha)において、2013年7月から2015年10月にかけて、10台の自動撮影カメラ(TrophyCam)をのべ23か所で設置している。

のべ2,490カメラ日の調査から1189回の画像から21種の哺乳類、2種の鳥類、1種の爬虫類が記録されている。中・大型哺乳類のうち、100回を超えて撮影されているのはブタオザル(278回)、イボイノシシ(271回)のみで、ほとんどは50回以下、ハクビシンやセンザンコウは1回しか記録されておらず、ウンピョウやマレーグマなどの大型の肉食動物は記録されていない。

よく撮影されている近縁種がいる分類群については、Dhat1を利用した活動時間帯の比較も行っているが、特に作業仮説があるわけでもないので、とりあえずやってみました感が強い。ただし、イントロや考察部分では、サラワク州やボルネオで行われた自動撮影カメラの研究で記録された中・大型哺乳類の種数がまとめられているので、サラワクのデータをまとめる際には便利。

ただ、私の論文が引用文献リストには掲載されているけど、本文中では引用されていない。以前は重複撮影データの処理として引用していたけど、今回は占有率で解析しているので、本文から削除したけど、引用文献リストは削除し忘れているんではないだろうか。
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