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グレイオオトカゲの樹上での採食行動 [原著]

Bennett (2014) The arboreal foraging behavior of the frugivorous monitor lizard Varanus olivaceus on Polillo Island. Biawak, 8:15-18.

フィリピン諸島の北部、ポリロ島に生息する果実食オオトカゲの一種グレイオオトカゲが地上で落果を食べているのではなく、樹上で実っている果実を食べていることを自動撮影カメラ、ビデオ、直接観察などによって解明した研究。グレイオオトカゲが果実を利用することは、先行研究で述べられているが、主に落果を利用し、木から直接食べることはほとんどないとされていた。しかし、ポリロ島での10年間におよぶ観察は全く違う傾向を示していた。

捕獲した21頭のグレイオオトカゲに糸をつけて放逐し、個体追跡を行い、登った木を明らかにしている。自動撮影法にはトレイルマスターとカメラを組み合わせて、利用が知られている結実木に設置して、観察している。さらにPandanus、Canarium、Microcosの結実木において、調査ボランティアによる日中の直接観察(7時から18時)を行って、訪問する脊椎動物をすべて記録している。

糸つけ法から、グレイオオトカゲはCanarium、Pandanus、Pinanga、Microcos、Gnetum、Ficusの結実木に登っていた。Pandanus、Microcos、Canariumへの訪問頻度が高く、その他はそれほど多くはない。さらに84日間の観察から、グレイオオトカゲは結実木を計35回、訪問していた。いずれの場合も林床で落果を利用することなく結実木にとりつき、木を登っていたので、基本、樹上で果実を利用しているらしい。地上では果実ではなく、カタツムリやカニなどを食べている様子。カタツムリを加えている写真も掲載されている。

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