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熱帯雨林:生態・生物地理の比較、第三章:霊長類群集:生物地理と生態を理解する鍵 [書籍]

Corlett & Primack (2011) Tropical rain forests: An ecological and biogeographical comparison, Chapter 3, Primate communities: A key to understading biogeography and ecology, pp. 76-101.

熱帯雨林にくらす動物の代表が霊長類である。ニューギニアとオーストラリア以外の熱帯雨林にはいずれも霊長類が生息しており、送粉や種子散布などの植物との相互作用を考えても重要な役割を果たしている。

全体の構成としては初版とあまり変わらないが、オランウータンが枝を使ってNeesiaの種子を取り出す行動、小型の霊長類が樹液を利用する行動など、ここ数年間に報告されている新しい行動なども紹介されている。マダガスカルにおける原猿類の適応放散については、最近の研究から明らかになった時間軸などの情報が追加されている点は良い。

種子散布は種子散布距離を推定したMcConkeyさんやTsujiさんの最近の論文が引用されているが、それほど大きな改訂はない。旧熱帯地域では、これまでに新熱帯地域で行われていた研究を追従するような研究が増えてきており、今後も新しい情報が追加されていきそう。
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