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熱帯雨林:生態・生物地理の比較、第一章:たくさんの熱帯雨林 [書籍]

Corlett & Primack (2011) Tropical rain forests: An ecological and biogeographical comparison, Chapter 1, Many tropical rain forests, pp. 1-31

本文全体のイントロとして熱帯雨林の基礎的な情報についてまとめられている。具体的には、熱帯雨林とは何か?熱帯雨林はどこにあるのか?熱帯雨林の環境、熱帯雨林の歴史、熱帯雨林間の類似性と相違性の起源、たくさんの熱帯雨林、の6つに着目している。

最初は初版と大きく変わるところはなく熱帯雨林の定義について簡単にまとめている。ただし、研究者によって熱帯雨林という言葉から想像する森のイメージは大きく異なることにも触れて、熱帯雨林と言ってもさまざまであることを紹介している。

二番目はこの本で紹介する主な熱帯雨林を地域毎(新熱帯、アフリカ、アジア、ニューギニアとオーストラリア、マダガスカル)に面積や現状、歴史的な背景についてまとめている。

三番目は、熱帯雨林が成立しているところの環境条件を雨、気温、風、日照、土壌、洪水についてまとめている。ここはあまり大きな変更はないが、熱帯雨林の構造に影響を与える要因として取り上げられている風のところで、台風やハリケーンの進路についての図が追加されている。強い風の影響の指標となるので、この図は便利そう。

四番目は、熱帯雨林の歴史についてプレレートテクトニクスと大陸移動に関連した情報をまとめており、新しく年代が確定したイベント情報などが追加されている。大陸移動の図がカラーになって森林の位置が緑で表示されているのはわかりやすい。

全体の構成としては初版と大きな変化はないが、具体的な事例については初版出版後の最新の情報が反映されている。
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