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東アジアの動物による種子散布距離と植物の潜在的な移動能力 [総説]

Corlett (in press) Seed dispersal distance and plant migration potential in Tropical East Asia. Biotropica DOI: 10.1111/j.1744-7429.2009.00503.x

2009年に出版される本の内容の一部を論文として投稿したもの。毎回ながら、これだけ多数の論文を精読し、総説としてまとめあげるのは素晴らしい。種子散布研究では、長距離散布Long Distance Dispersalの重要性が指摘されて久しいが、この論文ではあえて、通常の散布距離に着目している。

温暖化による植物の分布パターンを予測した先行研究は、主に生理学的な要因に着目しており、実際にその植物がそれだけの距離を移動できるかどうかについてはほとんど考慮されていない。この総説では、各植物の潜在的な移動能力を比較して、地球温暖化に代表される急激な環境変化が生じた場合、植物がその環境変化にともなって、生育適地に移動することができるのかどうかを議論している。

東南アジアで動物による種子散布距離を推定した研究は少ない。しかし、種子散布動物の行動圏を推定した研究から、行動圏の直径を潜在的な種子散布距離として扱うことで、さまざまな動物が作り出す種子散布範囲を大まかに推定している。

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